『中央公論1987年4月号』

今も昔もあまり変わらない職場での“飲み会回”への意識。


【雑誌タイムトラベル企画】
19873月の主な出来事
主なニュース トヨタ自動車や東京電力などの出資で現在のKDDIの前身となる日本移動通信(IDO)設立。朝日麦酒が日本初のドライビール「アサヒスーパードライ」を発売。
19873月の主な経済指標
日経平均株価 21,566.66円
ドル円レート 145.65円

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書名:『中央公論19874月号』
著者:中央公論編集部
出版:中央公論新社(1987.03
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本誌は中央公論新社が発行する月刊総合雑誌。
本号の特集は
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特集:日本の医療ここが病んでいる
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です。

最終ページは、402ページです。

■主な広告
(1)表紙の裏面
    サントリーウイスキー〈インペリアル〉 15,000
    コピー「友人たちは、美しい時間を少し残して帰った。」
(2)目次の裏面
      東芝SPOT 24.8万円
        早見優&男性集団  

      コピー「僕らの、飛び道具。」
(3)裏表紙
    コニャックヘネシー 

■目次・見出し
われらの内なる非国際性  松原望 「日本人」は造形である。まず「日本」は物理的・地学的自然に戻る必要がある
平和・国際協調への日本の役割  宮崎勇  世界経済の「時限爆弾」は何一つ処理されていない。軍事小国のとるべき途

ドキュメント「一%」決壊の五〇〇日  塩田潮  凄まじい執念を燃やした中曽根首相の“結実”を問う
対外不均衡の二段階調整  吉富勝
大討論  売上税 「悪法」との声をどうする  邱永漢 長谷川慶太郎 渡辺美智雄 知らずに反対しているのか、知ればこそ賛成できぬのか、白熱の根本論議
現政権を憂う  二階堂進 日本経済の危機に際し、党最大派閥の会長として申し上げたいことがある
われら自民党議員「スパイ防止法案」に反対する
 大島理森(衆・河本派)、太田誠一(衆・宮沢派)、熊谷弘(衆・田中派)、熊川次男(衆・中曽根派)、白川勝彦(衆・宮沢派)、杉浦正健(衆・安倍派)、谷垣禎一(衆・宮沢派)、鳩山由紀夫(衆・田中派)、村上誠一郎(東・河本派)、谷津義男(衆・安倍派)、石井一二(参・河本派)、佐藤栄佐久久(参・宮沢派)
 自民党員だからこそ、わが国の民主主義を脅かす文法の制定は許せない
“全与党”京都市政の腐臭  折田泰宏 古都税問題はじめ不正の巣窟と化した“伝統の街”に、今、市民が立ち上がった

特集 日本の医療ここが病んでいる
 これでは病気は治らない  植村研一 患者の立場に立って医療を実践する国立医科大の医師が国民に選択を迫る
 脳死を医者はごまかすな  立花隆 「諸君!」三月号掲載の中傷にみちた「脳死」への“反論”なるものを取す
 エイズは怖くない  米本昌平 恐るべきは強権立法だ・エイズ学原論・

人物交差点  中根千枝/春風亭小朝/ウッディ・アレン
対ソ早期打開論の是非  氷川徹 
幹線鉄道網の長期的ビジョンを忘れるな  宮田一「英国「動物解放戦線」の罪と罰  磐田広躬
台湾民主進歩党の挑戦  若林正丈 立法院選挙で政治の民主化を求め躍進した反国民党勢力の企図と実力は?
ゴルバチョフの賭け ソ連経済「開放元年」  永田実 急ピッチで進展するソ連経済の国際化。西側との“融合”は果たして可能か
ビジネス新時代 京都ハカリ屋四代目電子化時代を生き抜く  石田衡器製作所社長(石田隆一)、木村尚三郎、深海由起子
ガンバレ昭和ヒトケタ 実年男性待望論  冨士谷あつ子 企業戦士をやめた途端、粗大ゴミと呼ばれるのではあまりにも寂しい。彼らにこそ新たな可能性がある
管理職諸氏へOLの生活と意見 全データ  米田敏範 遠くて近きは男女の仲とか・・・。近くて遠きは上司とOLの関係でしょう。そも、かれらは一体何者なのか
CDに聴く飽食時代の絢爛たる虚構の響き  神尾健三
われハッカーを見破れり  早野龍五

■気になった寄稿
「サラリーマン」という言葉が使われなくなり、「ビジネスパーソン(businessperson)」という言葉が使われるようになった昨今。
OL」という言葉は「ビジネスパーソン(businessperson)」に内包されてしまいました。

米田敏範氏の「管理職諸氏へOLの生活と意見 全データ かれらは一体何者なのか」では、様々な企業が「OL」に対して行ったアンケートをまとめています。

<本文引用>------------
総務庁統計局の「労働力調査年報」によれば、全国のOLの数は20~24歳で二百五十五万人、25~29歳で百六十八万人(昭和五十九年)。これは女子雇用者数全体のうち、それぞれ16.8%、11.1%を占めます。両方で約28%。端倪すべからざる数です。上司は、20代OLの実態をよく知ってこそ初めて、職場の戦力として活用できようというものです。(本文より)
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「端倪すべからざる」って、初めて見る表現です。
調べたら、「端倪(たんげい)すべからざる」は、「予想や予測ができない」という意味の慣用句なんだそうです。

OL」=「20代」や、「上司」=「男性」としているような表現です。
19873月当時の世相なのかもしれません。

一方で、こんな記述もあります。

<本文引用>------------
管理職になりたいと思っているOLは何%か? 女性管理職に対してどんな感じを抱いているのか?(本文より)
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日本の男女雇用機会均等法が施行されたのは1986年(昭和61年)4月1日。
本号はその約1年後の出版です。
企業の中でも「女性管理職」というキーワードが出始めてきたのかもしれませんね。

お酒にまつわるアンケート。

<本文引用>------------
26)で、勘定をどうするか?
おごってもらうが、何かの機会にお礼をする・・・東京30.5% 大阪42.8
割り勘にする・・・東京38% 大阪19
おごってもらう・・・東京11% 大阪26

出す振りをするが、「出してやる」の一言を待つ・・・東京8% 大阪8%
金がからんでくると、東京と大阪の違いがハッキリ出てくる。
おごってもらえるなら、どんな男性でもいい、というOLもいるが、やはり一緒に飲みたいタイプ、一緒には飲みたくないタイプがある。(本文より)
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東京って、割り勘比率が高いんですね。

<本文引用>------------
28)反対に「男性と飲むときの嫌いなタイプ」は?
からむ人・・・96.0
議論する人・・・67.7
眠る人・・・62.1
仕事の話をよくする人・・・49.8

お酒の弱い人・・・47.7
騒ぐ人・・・37.9
高級店好みの人・・・29.4
お酒を勧める人・・・32.3
静かな人・・・29.4

お酒を勧めない人・・・29.7

これらの数字から、OLたちの本音が窺える。
仕事の話をよくする人が嫌われるのは、言うまでもなく、アフター・ファイブでは仕事をすっかり忘れてしまいたいという彼女たちの気持ちの表われ。
高級店好みの人が意外に嫌われてるのは、高級店にはOLたちの影が薄くなるような美人ホステスがいるためだろう。あるいは、会社の金を使い込ませるようになってはいけない、と心配しているのかも・・・。
お酒を勧める人も勧めない人も嫌われている。スマートにお酒を勧める男にならなくっちゃ、ネ。(本文より)
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なんかこれって「OL」でない私だって嫌な相手です。

<本文引用>------------
33)飲みに行きたくない場所は?
ディスコ・・・35%
カラオケ・スナック・・・16

当時はカラオケボックスなど無く、「カラオケする場所」=「スナック」って感じだったんでしょうね。
「クラブ」ではなく、「ディスコ」なんですね。(本文より)
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正直、40年近く前のアンケートですが、アンケート結果は今とあんまり変わらないのが興味深いです。


今もお騒がせな自然保護団体や動物愛護団体。
美術品に塗料を撒いたり、道路で座り込んだりと、主張は自由ですが、他の人の自由を妨害しているともとられかねない行為のように思えます。

磐田広躬氏(ジャーナリスト、在ロンドン)が寄稿する「「英国「動物解放戦線」の罪と罰」。

<本文引用>------------
今年二月初め、北部イングランドの都市シェフィールドの裁判所で「動物解放戦線」の“兵士”十人に対する判決公判があった。八四年ごろから八六年三月にかけ、ロンドンを含むイングランド一帯で「動物」を生業の手段とするあらゆる範囲の業者に対し襲撃を仕掛け、暴力の限りをつくした連中だ。
標的にされたのは毛皮店、精肉店、釣り具店、製薬会社、百貨店などである。製薬会社が狙われたのは動物実験があるからで、実験施設に押し入った彼らはモルモットのウサギやイヌを全部“解放”し、実験データを滅茶苦茶にした。事件の中心地シェフィールドでは旅行代理店まで襲われた。動物サーカスを主催して深手な宣伝をしたのが祟った。(本文より)
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解放戦線って・・・。

<本文引用>------------
「動物解放戦線」の特色は、その軍隊組織にある。中心人物のドナルド・リー(35歳)は「将軍」と呼ばれ、その下に偵察部隊、技術班、実行グループがあった。技術班の責任者はイアン・オクスリー(25歳)という器械作りの天才で、時計ならネジ巻きでもデジタルでもあっという間に爆弾の時限装置に作り替えてしまう腕を持っていた。(本文より)
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なんか、今のペンキを撒く行為が子どもの遊びのように思えてきます・・・。


◆頭の中でシンクロした他の完読作品
『中央公論1987年3月号』  

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■読んだきっかけ:【雑誌タイムトラベル企画】『中央公論1987年3月号』 中央公論編集部
■読んで知ったこと:今も昔もあまり変わらない職場での“飲み会回”への意識。

■今度読みたくなった作品:【雑誌タイムトラベル企画】△△『中央公論19875月号』中央公論編集部
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